こんにちは、2026年までに家族で海外移住を目指しているnanaです!
今回はその教育方針から「世界一の教育」とも言われていることで近年日本人からも注目されている、オランダについて調べてみました。
オランダへの移住が日本人に人気なのは、教育方針だけでなくビザの取りやすさにもあるようですよ。
また「子どもが世界一幸せな国」になったことがあり興味があります!
果たしてオランダへの移住が実現可能なのか、さっそく見ていきましょう♪
この記事で分かることはこちらです。
- オランダの基本情報
- 取得可能なビザ
- オランダの教育
- オランダ人の働き方
オランダ基本情報
オランダ基礎データ
人口 | 1,747万人(2021年IMF) |
言語 | オランダ語 |
宗教 | キリスト教32%、イスラム教5%、無宗教57%(2022年オランダ中央統計局) |
- 日本との時差:7時間(夏時間)・8時間(冬時間)
- 東京からアムステルダムのフライト時間:13‐14時間
オランダの気候は?
オランダにも日本と同じように四季があり、平均気温は東京より低く朝晩は冷えます。
夏は平均最高気温も25℃に達しカラッとして1年の中で1番過ごしやすい季節ですが、秋冬は日照時間が短くどんよりする日が多いそうです。
また風が強く吹きます。
オランダの物価は?
以前は生活費に関しては東京より安いと言われていましたが、昨今の情勢によりかなり物価が上昇したようです。
外食は高く、ラーメン1杯2千円のイメージです
家賃も元々高くアムステルダムの物件を見てみると、
- ワンルーム EUR1,000(約15万円)
- 2LDK EUR1,500(約22万円)
- 戸建て EUR1,700(約25万円) ※EUR1=150円換算
です。家賃も高いですがそもそも現地の人でも物件を見つけるのが困難なんだそうです。
現在の物価情報はこちらのサイトを参考にしてください。
オランダの治安は?
スリなどの軽犯罪はあるので夜のひとり歩きなどは気を付けなければなりませんが、オランダは比較的治安のよい国と言われています。
取得可能なビザ
起業ビザ
両国には日蘭条約が結ばれていて日本人には優遇措置がとられているため、オランダで起業して移住することはハードルが低いとされています。
多くの日本人がこのビザを取得しているそうです
- 日本国籍であること
- 犯罪歴や不法滞在歴などがなく、リスクとなる人物でないこと
- オランダで住所を確定し、住民登録をすること
- オランダで事業の登録をし、最低EUR4,500(約68万円 EUR1=150円換算)の投資をすること
滞在可能日数は最長2年間(延長可能)です。
主申請者が企業ビザを取得すると、配偶者にも就労ビザが与えられ、子供も義務教育が無料です。
また、子供手当や医療費控除等多くの給付金の申請ができるのもありがたいですね!
みなさんどのような事業をされているのでしょう
- フリーランサーとしてwebライターなどの仕事を請け負う
- すし職人
- 美容系
- 整体師など
- IT系フリーランサー
- 居酒屋経営
やはり手に職を持っている方は世界中で生きていきやすいですね。
雇用ビザ
自分で、またはエージェント経由でオランダの企業や飲食店での職を探し、自分でまたは雇用主側が申請するビザです。
日本人でないとできない仕事のスキルを持っていれば別ですが、英語またはオランダ語力も必要でしょうし、ハードルは高そうですね……
オランダの教育
オランダの教育システム
オランダの教育システムの特徴は初等教育(BAO)を12歳で終えた後3つの進路に分かれることです。
子供の評価はCITO試験(全国共通学力試験)の結果、小学校最後の3年間に年2回行われる試験の結果、先生からの子供の勉強能力および取り組み態度の評価によって決められます。
- VWO :将来的に大学進学を目指すカリキュラム
- HAVO:将来的に大学進学や、看護師や教師などの専門職を目指すカリキュラム
- VMBO:通常の教育の他に職業訓練も受けられるカリキュラム
自分が進みたい道を12歳で決めるんですね
オランダの初等教育の特徴
- 義務教育が公立・私立ともに無料
- 教育方針やカリキュラムを学校が決められる
- 学区がなく好きな学校を選べる
- 留年するか飛び級するか決められる
- 学ぶ科目や曜日を自分で決められる
- 給食制度はなく、持参するか家に帰るか自分で決められる
学校も生徒も個性や考えが尊重されるんですね
またイエナプラン教育やモンテッソーリ教育を取り入れた学校もあります。
- イエナプラン教育:異年齢が同じ教室に入り、自分たちで学習計画をたてたり子供たち同士で教えあったりするのが特徴
- モンテッソーリ教育:先生から習うのではなく子供たちが自ら発見して学習するのが特徴
オランダ人の特徴
オランダ人は自分の意見も他人の意見も尊重する
オランダではそれぞれの個性や考えを尊重しているため、先生(大人)⇒生徒(子供)という一方的な教育ではなく先生(大人)⇔生徒(子供)という関係が定着しています。
自分だけでなく相手の意見も大切にしているんですね
なので「先生(親)の言うことを聞きなさい!」というのは通用しないそうです。
学校のルールに疑問を持った生徒が先生に抗議し、生徒側の意見が受け入れられるというケースは当たり前なんだそう。
オランダ人と結婚し、オランダに移住したアメリカ人とイギリス人女性が書いた「世界一幸せな子どもに親がしていること」という本を読みました。
彼女たちが感じたオランダと他の先進国の教育や子育ての違いが書いてあり、とても興味深かったです。
オランダ人の働き方
オランダは自らの幸せのために働き方を選べる国です。例えば、
- どのように働きたいのか
- どれくらい働きたいのか
- どこで働きたいのか
を自ら選択できるのです。
- 週5日勤務から週4日勤務にする
- フルタイム勤務からパートタイム勤務にする
- 週2日は自宅勤務にする
例えば子育て中にこのような変更も当たり前のように行われ、状況が変化したらまた元に戻すという柔軟な働き方ができます。
そして「18時になったら家族と食事をするため家に帰る」というのが定着しているそうです。
このように、両親がしなやかに働き幸を感じることが、子供たちも幸せを感じることにつながるんですね。
メリットデメリット
メリット
- 世界一と言われる教育が受けられる
- 英語圏ではないが英語が通じる
- 起業ビザが取得しやすい
デメリット
- 日本との時差が多く日本から遠い
- 物価が高い
- 家賃が高く、そもそも物件を見つけるのが困難
- 天気が悪い日が多い
- 長期移住するにはオランダ語の習得が必須(メリットとも捉えられる)
さいごに
オランダはひとりひとりがお互いの意見を尊重し、常に自分に合ったやり方を選択しながら成長できる国であることを感じました。
もちろん個人の努力も日本にいるときより必要であることは間違いないですが、自己肯定感が強く、大事な場面で正しい選択ができる大人になってくれそうです。